ihiの株価の上昇理由|防衛装備品と航空エンジンが牽引する成長シナリオ

旺盛な旅客需要と航空エンジン事業の収益回復

IHIの株価が強い上昇基調にある最大の要因は、航空・宇宙・防衛事業における劇的な収益性の改善だ。

新型コロナウイルスの影響で停滞していた世界の航空旅客需要が完全に復活し、民間航空機エンジンのスペアパーツ販売や整備・修理業務が過去最高の水準で推移している。

IHIが参画する国際共同開発エンジン「PW1100G-JM」に関連した追加費用問題が一服し、不透明感が払拭されたことも投資家の安心感を誘っている。

航空機エンジンは一度納入すれば数十年にわたりメンテナンス収益を生むストック型ビジネスであるため、長期的な利益成長が見込める点が評価されている。

防衛予算の増額に伴う防衛装備品への期待感

日本政府が防衛力の抜本的強化を打ち出したことで、防衛関連銘柄としてのIHIの存在感が増している。

スタンド・オフ・ミサイルのエンジンや次期戦闘機の共同開発など、高度な技術力を必要とするプロジェクトにおいてIHIは中核的な役割を担っている。

防衛関連予算の拡大は、これまで利益率が低いとされていた防衛事業の収益構造を改善させる可能性を秘めている。

地政学リスクが高まる中で、安全保障に直結する技術を持つIHIへの資金流入は加速している。

脱炭素社会に向けたアンモニア燃焼技術の進展

IHIはカーボンニュートラル実現に向けた次世代エネルギー戦略として、アンモニアの専焼・混焼技術の開発に注力している。

石炭火力発電所でのアンモニア混焼実証試験において世界をリードする成果を上げており、環境負荷を低減する具体的なソリューションとして注目されている。

既存のインフラを活用しながら二酸化炭素排出量を削減できる技術は、エネルギー転換期における現実的な選択肢として国内外からの引き合いが強い。

持続可能な社会への貢献が企業の市場価値に直結するESG投資の流れも、IHIの株価を押し上げる一因となっている。

財務体質の改善と株主還元への姿勢

IHIは不採算事業の整理や資産の効率化を進め、稼ぐ力の強化を鮮明にしている。

業績の回復に伴い、増配や自己株式取得といった株主還元策に対する期待感が市場で高まっている。

中長期経営計画で掲げた利益目標の達成確度が高まったと判断する投資家が増え、割安感のあった株価が見直される局面に入った。

機関投資家だけでなく個人投資家からも、成長性と安定性を兼ね備えた銘柄として買いが集まっている。

IHIの株価の口コミ

航空エンジン部門の利益率が予想以上に高くて驚いた。一度エンジンを売れば何十年もメンテナンスで稼げるビジネスモデルは最強だと思う。

防衛関連のニュースが出るたびにIHIの株価が反応している気がする。国策銘柄としてこれからも長く持っておきたい。

アンモニア専焼技術の実証成功は大きい。脱炭素銘柄は数多いけれど、IHIのように具体的な実績を出しているところは信頼できる。

一時期はエンジンの不具合問題でどうなるかと思ったが、底を打ってからの反発が凄まじい。経営陣の構造改革が形になってきた。

防衛予算が増えるのは確実だし、次期戦闘機の開発も控えている。技術力の高さがそのまま株価に反映されている良い例だと思う。