旧村上ファンド系ストラテジックキャピタルの攻勢
ダイドーリミテッドの株価が強い上昇トレンドを描いている最大の要因は、筆頭株主であるストラテジックキャピタルによる株主提案と、それに伴う経営陣への圧力だ。
ストラテジックキャピタルは、ダイドーリミテッドが長年赤字を垂れ流しているアパレル事業の不振や、含み益のある不動産資産を有効活用できていない点を厳しく追及してきた。
投資家は、アクティビストによる改革がダイドーリミテッドの企業価値を底上げすると期待し、買いを入れている。
株主総会での取締役選任案可決
2024年6月の定時株主総会において、ダイドーリミテッド側が提示した取締役選任案が否決され、ストラテジックキャピタルが提案した候補者が取締役に選任されるという異例の事態が起きた。
これにより、ダイドーリミテッドの経営権は事実上、物言う株主が推奨するメンバーへと移った。
市場はこれを「停滞していたダイドーリミテッドが劇的に変わる合図」と受け止め、さらなる株価上昇の呼び水となった。
資産価値の再評価と還元への期待
ダイドーリミテッドは、東京都千代田区の本社ビルをはじめとする優良な不動産を保有している。
ストラテジックキャピタルは、これら不動産の売却や流動化を通じて、得られた資金を株主還元や不採算事業の整理に充てるよう求めている。
ダイドーリミテッドが保有する純資産に対して株価が割安なPBR(株価純資産倍率)1倍割れの状態が続いていたため、資産の切り出しによる特別配当や自己株買いへの期待が膨らんでいる。
アパレル事業「ニューヨーカー」の再建策
主力ブランドであるニューヨーカーを抱えるアパレル部門の構造改革も、投資家が注目するポイントだ。
長らく営業赤字が続いていたが、新経営体制のもとで店舗網の整理やコスト削減が断行される見通しとなった。
ダイドーリミテッドのブランド力を維持しつつ、利益の出る体質へ変貌を遂げることができれば、業績回復に伴うさらなる株価の押し上げが見込める。
需給バランスの好転と投機的な買い
経営権争奪の思惑から、ダイドーリミテッドの株式に対する需要が急増した。
浮動株が少ない中でストラテジックキャピタルが買い増しを進めたことや、それに追随する個人投資家の参戦により、需給が極めてタイトになっている。
ショートポジションを取っていた投資家の買い戻しも加わり、株価はテクニカル的にも強い上昇シグナルを出し続けている。
ダイドーリミテッド株価の口コミ
ついにダイドーリミテッドの経営陣が入れ替わった。これまでの殿様商売から脱却して、不動産含み益をしっかり還元してほしい。
ストラテジックキャピタルの提案が通ったのは驚いた。ダイドーリミテッドが持つニューヨーカーのブランド価値を再生できるかどうかが次の焦点だ。
万年割安株だったダイドーリミテッドが、アクティビストの介入で一気に化けた。PBR改善策が出てくるまではホールド一択だと思う。
株主総会の結果を見てから買いに入ったが、正解だった。ダイドーリミテッドの資産背景を考えれば、今の株価でもまだ割安感がある。
ダイドーリミテッドは不動産会社と言ってもいいくらいの資産を持っている。経営権が変わったことで、ようやくその真価が発揮される。
